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TOP News 【軍港めぐり15周年】きっかけは、たった1便のクルーズ。【25年前のサイドストーリー】

【軍港めぐり15周年】きっかけは、たった1便のクルーズ。【25年前のサイドストーリー】

軍港めぐり

2023(令和5)年9月6日、「YOKOSUKA軍港めぐり」は汐入桟橋からの定期航路の開始から15年を迎えました。
これもひとえに、乗船いただきましたお客様をはじめ、地元関係者、船舶関係者、その他たくさんの方々に支えられてこそのことです。
株式会社トライアングル社員一同、あらためまして感謝申し上げます。

 


 

実は、〝本当の〟軍港めぐりは、さらに10年以上前にさかのぼります。
当時から、保有船舶によってさまざまな場所へのチャータークルーズを行っていたのですが、ある日、とある市外の方から「横須賀らしいところへ船で連れて行ってくれよ」という依頼があったのです。

横須賀らしいところへ、しかも船で──??

そこで思い付いたのが、あの〝謎の場所〟でした。

幕末以来、造船の街として栄えた横須賀は、日本の近代化がはじまった地と言っても過言ではありませんでした。
明治時代には、賑やかな様子を見学しようと全国から人が訪れ、近隣には観光客目当ての宿が林立し、「軍港めぐり」の元祖とも言える港内遊覧船が走っていたといいます。
しかしいつしか横須賀が「軍都」として確定すると、周囲には目隠しがされるようになり、もちろん遊覧船も無くなってしまいました。

 

それから100年以上経って、横須賀港は、依然として市外の人から見れば〝謎の場所〟であり続けていました。
そのころ、横須賀市が調べた市のイメージカラーは「グレー」だったそう。
当時は何となく、そんな印象だったのです。

 

でも、それは逆説的に「横須賀らしい」景色の一部なのではないか・・・?

 

ある意味、ノリのような感覚もあったのだと思いますが、そのチャータークルーズはたった1回、実行されます。
もちろん、そんな場所にノコノコと出かける船は皆無でしたから、それはそれはさまざまなハレーションがありました。

しかし、そのクルーズのお客様は大喜び。
「ここがこんな景色だったとは、生まれてこのかた知らなかった」というのです。
たとえ「グレー」な色であっても、紛れもなくこの街の一部。
それは〝地域の資源〟と呼べるものであるはずです。

 


 

そこから紆余曲折を経て1998(平成10)年7月、現在のクルーズの原型となる「横須賀軍港めぐり」が始まります。
夏休みとゴールデンウィークのみの期間限定で、三笠桟橋の発着、当初は1日2便、約55分、料金は大人1名1,200円。
これが、大人気のクルーズになりました。


 

そして2008(平成20)年9月6日───。
地元・横須賀の、本当にたくさんの方々のご協力を得て、汐入桟橋からの「YOKOSUKA軍港めぐり」は産声を上げたのです。

東日本大震災やコロナ禍での長期運休など、この15年で本当にいろいろなことがありました。
しかし2016(平成27)年3月には乗船者数が累計100万人となり、2023(令和5)年11月には250万人に達することが見込まれるなど、ここまで多くの皆さまにご乗船いただきました。

 

前述のとおり、実は25年以上のストーリーがあるYOKOSUKA軍港めぐり。
これからも、私たちはただひたすらに安全運航を続けてまいります。
そして、お客様に毎回新しい感動をお届けするために、案内人をはじめスタッフ一同、快適で楽しいクルーズになるように努めてまいります。

何より、これからも一貫して「横須賀らしい」にこだわる【ご当地クルーズ】であり続けます。

 

軍港めぐりに関わっていただいたすべての皆さまに、感謝と誓いを──。
今まで、本当に本当にありがとうございます。
そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社トライアングル


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